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2026/02/9 スタッフブログ
大工さんの手仕事

今では珍しくなった「手刻み」の現場

現在の家づくりでは、構造材の多くがプレカット(工場加工)が一般的になっています。

品質が安定し、効率的に建築を進められることもあり、今では当たり前の工程です。

そんな中、今回の現場では一本の「牛木」をベテラン大工の手によって手刻みで加工しています。

牛木とは、建物の構造を支えるために使われる太くて長い木材のこと。

普段の暮らしの中では目にする機会は少ない部分ですが、建物をしっかりと支える、大切な役割を担っています。

昔ながらの道具と、長年培われた技術。

現場には、どこか懐かしくも凛とした空気が流れていました。

手刻みという仕事

手刻みとは、機械に頼るのではなく、大工が一本一本木の状態を見極めながら加工していく仕事です。

木は同じように見えても、木目や反り、乾燥状態などがそれぞれ異なります。

その個性を読み取りながら、ミリ単位で刻みを入れていきます。

墨付けを行い、ノミやカンナで丁寧に削る姿は、まさに職人の手仕事そのもの。

木の状態を目で見て、手で触れて判断し、機械では難しい微調整も、経験に裏打ちされた感覚で仕上げていきます。

現場には、長く受け継がれてきた技術が確かに息づいていました。

なぜ、今あえて手刻みなのか

すべてを手仕事にするわけではありません。

今回使用する牛木は、一般的な住宅ではあまり使われないほどの長さが必要でした。

既製の構造材では対応が難しい条件だったため、

丸太を2本組み合わせて一本の牛木として仕上げる方法を選択しています。

丸太同士がしっかりとかみ合うように細かく調整を重ね、一本ものとして力を発揮できるよう、

仕上げていく工程は、まさに長年の経験と技術が求められる仕事です。

既製品に頼るのではなく、その建物に最も適した方法を選び、確実に形にしていく。

こうした判断と手仕事の積み重ねが、住まいの安心を支えています。

受け継がれる技術を、今の家づくりへ

今回の現場では、長さのある牛木を丸太から加工して、二本を組み合わせて一本ものとして仕上げるという、

手仕事ならではの工程が行われました。

プレカットが主流となった今でも、素材や建物の条件によっては、大工の目と手による加工が欠かせない部分があります。

木の状態を見極め、丁寧に刻み、確実に形にしていく。

その一つひとつの積み重ねが、住まいの安心につながっていきます。

昔ならではの技術をただ残すのではなく、現代の家づくりの中で生かしていくこと。

それが、私たちの考える「伝統の技」です。

お読みいただき、ありがとうございました。

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〒737-0936 広島県呉市焼山東3-4-13
TEL.0120-967-559
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