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皆さまこんにちは!
やっっっと涼しくなってきましたね☆
秋といえばおいしいものがたくさん♪
高橋工務店スタッフは、自宅で栗をむいて指に水ぶくれができてしました( ;∀;)
その後栗ご飯にしておいしく頂いたそうです。(もう治りました!)
さて、本日のテーマは 「屋根」
家づくりの打合せで、屋根は意外と後回しにされがちです。
しかし、見た目・住み心地・耐久性も大きく左右する、超重要な役目を果たすパーツなんです。
この機会に、あらゆる角度から屋根選びのポイントを読み解いていきましょう!
まずは屋根のデザインを紹介します。
1.切妻屋根(きりづま):三角屋根の定番スタイル。日本の住宅で一番多い形。シンプルでナチュラルな印象。
◎メリット メンテナンスがしやすい・コストが抑えやすい
△デメリット 太陽光パネルをのせる向きが限られる
2.寄棟屋根(よせむね):落ち着いた雰囲気で、和風にも洋風にもマッチ。
◎メリット 風に強く、台風の多い地域でも安心
△デメリット 構造が複雑な場合が多く、施工コストがやや高め。
3.片流れ屋根:一方向だけに傾いた屋根。スタイリッシュでモダンな家に人気。
◎メリット 太陽光パネルを一方向にまとめて設置しやすい。
天井を高くとりやすく、開放感のある空間づくりが可能
△デメリット 雨が片側に集中しやすく、排水計画に注意が必要。
外観バランスをとるために壁のデザインに工夫が必要な場合もある。
4.陸屋根(ろくやね):フラットな屋根。屋上利用やシンプルモダンデザインにぴったり。
◎メリット 屋上を有効活用できる(バルコニー・物干し・屋上庭など)
△デメリット メンテナンス頻度が高くなる傾向。
続いて、性能から見る屋根の役割です。
屋根は、雨や風、日差しから家を守る「暮らしの盾」。
見た目だけではなく、快適さ・静けさ・家の寿命まで左右します。
1.断熱性:屋根は太陽の熱を一番受ける場所。
断熱材をしっかり入れることで、夏の暑さや冬の寒さを和らげてくれます。
2.遮熱性:表面の温度上昇を抑える塗料や金属材を使用することで、太陽光を反射して
屋根の温度上昇を防ぐことが出来ます。
3.耐久性:屋根材によって、寿命やメンテナンスの時期が変わります。
瓦・・・50年以上持つことも!重厚で長寿命。
ガルバリウム鋼板・・・軽くて丈夫。錆びにくいのが特徴。
スレート・・・軽くて安価。10-15年ごとに塗り替えが必要。
4.防水性:屋根の下には「ルーフィング」と呼ばれる防水シートが貼られています。
これがしっかりしていないと、どんな高級な屋根でも雨漏りの原因になります。
そして気になるコストです。
考えるときの3つのポイントは、「初期費用」「維持費」「耐用年数」!
瓦・・・初期費用は高めですが、メンテナンスはほぼ不要。寿命の目安は約50年~
ガルバリウム鋼板・・・初期費用は中。メンテナンスは約~20年で塗装が必要になることも。
寿命の目安は約30~40年
スレート・・・初期費用は安めですが、約10~15年でメンテナンスが必要。寿命の目安は約20~25年
(住んでいると10-15年って、あっという間です💦)
トータルで考えると「初期費用が安い」=「お得」ではないんです。
また、屋根で得するポイントもあります。
☆太陽光パネルをのせるなら、発電分で光熱費をカバー。
☆メンテナンスしやすいように施工すれば、その都度の足場代を節約。
☆軽い屋根なら地震の時の耐震性アップ。
つまり、屋根のコストは「今」と「未来」のバランスで、見た目・性能・費用のちょうどいい
ラインを見つけるのが、理想の家づくりへの近道です。
では、暮らしの中で感じる違いについてはどうでしょうか?
屋根の形や素材は、暮らし方にも影響します。
日々の温度・明るさ・音の感じ方。
例えば、日々の温度は
片流れ屋根+遮熱ガルバ=夏も二階が快適。
吹き抜け+断熱瓦=冬でも暖かさが逃げにくい。
など、デザイン+素材で相乗効果を得ることが出来ます。
日当たりや明るさでしたら、
南向き+片流れ屋根にすることで、リビングがぽかぽか暖かい。
北向き+勾配屋根にすると、安定した自然光で落ち着いた雰囲気。
といった方角とデザインの兼ね合いで光をデザインすることもできるのです。
音に関しては、主に風や雨ですが
ガルバリウム鋼板の屋根などは、パラパラと軽やかな音。
瓦屋根は厚みがある分、コト、コト、と静かめです。
次に、地域性・気候からの考え方です。
雪国では、落雪しやすい勾配の屋根や、雪止め金具というものが必要です。
台風が多い地域は、瓦の固定強化、ガルバ系の軽い屋根が快適です。
日差しが強い地域は、遮熱効果のある塗料や断熱材で快適に。
地域にあった屋根を選ぶことで家を長持ちさせましょう。
このように、屋根一つを選ぶのにもたくさんの考え方があります。
打ち合わせで屋根を決めるとき「外観の印象」よりも「暮らしの快適さ」を軸に考えると
最終的に”納得のいく家”に近づきます。
「最初はデザイン重視だったけど、夏の暑さやメンテナンスのことを聞いて素材を変えた」
そんなお客様の声も多いんです。
屋根を知ると、家づくりがもっと楽しくなる。
屋根はただ家を覆うためのものではなく、
デザイン・性能・コスト・暮らし・地域性、どの視点から見ても主役級の
存在です。
ひとつひとつの選択が、あなたの理想の暮らしにつながっていきます。
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お読みいただきありがとうございました。
























